イベント「船木オータムフェスタ」が10月20日、宇部・船木の旧街道で開かれる。主催は、地元有志による地域おこし団体「船木の木」のメンバーで構成する実行委員会。
船木のにぎわい創出を目的に行う同イベント。今回も、「岡崎八幡宮秋季大祭」などの地域の祭りと合わせて実施する。
実行委員長の邑岡素明さんは「かつての宿場町のにぎわいや活気を再現しようと発足したイベント。昨年は気持ちの良い秋晴れで約1500人の来場があり、参道を埋め尽くす人出にそのにぎわいを感じられた」と話す。
当日は、旧街道の一部を歩行者天国にして「キッチンカー・ハンドメイドマルシェ」を開く。出店するのは「Reste Palette(リステ・パレッタ)」(クレープ)、「船木茶屋&Salon de Leaf 茶道サロン」(抹茶、お菓子)、「TUMAMI@M」(つまみ細工など)、「Lupine」(ハンドメイドアクセサリー)などで、旧宿場町の街道沿いに19店舗が並ぶ。
このほか、赤間硯の製作実演や百人一首を使った「お坊さんめくり」、「貝がらの問屋さん」(貝がらすくい)、山口大学によるVRゴーグル体験のワークショップなどを行う。ステージイベントでは、バナナのたたき売り、ラムネ早飲み大会、ダンスパフォーマンスなどを予定する。
同時開催するのは、「岡崎八幡宮秋季大祭」のほか、「学びの森くすのき秋祭り」、イベント会場で使用できる200円チケットを贈呈する「船木宿スタンプラリー」(先着100人)など。
邑岡さんは「人口減少や人手不足で地域行事や祭りの運営が全国的に厳しくなっているが、船木の文化継承をどうしていくかも大きな課題。当イベントもみんなが賛同してくれて実現したもので、実際にボランティアの人も増えている。みんなで力を合わせて未来に残しながら、暮らしやすく楽しいまちづくりへの新しいストーリーも作っていきたい」と話す。
開催時間は10時~15時。