山口の居酒屋「素晴らしきかな人生」(山口市道場門前2、TEL 083-928-6770)内で「夜のパン屋さん 閃き(ひらめき)」の運営が始まり、10月1日で1カ月がたった。
パン屋の運営を始めたきっかけについて、店長の佐々木大河さんは「パンが好きで日頃から趣味で手作りしていた。コロナ禍を経験し、居酒屋はお酒を飲むだけの場所ではないと思い、店内でのパン屋の運営を会社に提案した」と話す。
「素晴らしきかな人生」は、県内で飲食店を展開する「エブリシング」(周南市)が運営する。「当店は子ども連れのファミリー層や学生の来店も多い。パンは幅広い世代からの需要が見込める」と佐々木店長。
手作りで提供するパンは、「丸パン」(80円)、「チョコチップ」(90円)、「ミルクフランス」(200円)のほか、居酒屋ならではの総菜パンも展開しようと「コロッケパン」(230円)、エビや枝豆、チーズが入った「酒のアテになるパン」(250円)などを用意する。
ドリンクは、「バナナミルク」(400円)、「ベリースムージー」(500円)の2種類を用意し、全てテイクアウトで販売する。
9月1日のオープンから1カ月がたち、佐々木店長は「夜に開いているパン屋は近くにないので手応えは感じている。塾帰りの親子などにも興味を持ってもらえている様子。居酒屋の利用がなくても気軽に来店してほしい。今後は他店舗でも展開し、業態を超えた挑戦をしていきたい」と意気込む。
パンを販売する時間は17時~23時。金曜・土曜はパンの販売はしない。