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宇部で「UBEビエンナーレ」のギネス認定記念特別展「彫刻世界」始まる

会場の様子

会場の様子

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 特別展「彫刻世界 かたち・つくり・ひらく」が10月18日、「ときわ湖水ホール」(宇部市沖宇部)アートギャラリーで始まった。

展示の様子

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 同展は、「UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)」が「最も長く続いている野外彫刻展(The longest-running outdoor sculpture competition)」としてギネス世界記録に認定されたことを記念して開くもので、会場内に室内彫刻を50点以上展示する。

 宇部市文化振興課・学芸員の三浦梨絵さんは「劣化を防ぐために室内で展示している作品や、室内用に作られた模型、野外彫刻展をやっているなら近代彫刻もと集められた作品など、UBEビエンナーレがあるからこそ集まってきた近代~現代の彫刻作品を展示するコレクション展になっている」と話す。

 同展の監修は、UBEビエンナーレの審査員を長年務めてきた美術史家・美術評論家の水沢勉さんが行った。10月27日、12月1日・15日(各日11時から30分程度)には学芸員によるギャラリートークを行い、10月27日は水沢さんが案内する。

 水沢さんは「彫刻という表現の広がりは、土偶ひとつをとってみてもわかるように尽きることのない広大な時空を喚起させる。宇部での試みは、それが現代にどのように継承されてきたかを教えてくれる世界でも貴重なもの」と話す。

 三浦さんは「世界的に活躍するキュレーターでもある水沢さんの目を借りて並べ直し、編集し直した展示になっている。ただ年代順や素材別に並べたのではなく、水沢さんの考えたストーリーに沿って並べ直したものなので、普段のコレクション展とは違う見え方になっている」と話す。

 開場時間は10時~16時。火曜休館。同展は12月15日まで。

 「第30回UBEビエンナーレ」の会期は、10月27日~12月22日。28カ国183点の応募作品から選ばれた15点の野外彫刻、入選模型30点を展示する。

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