韓国料理店「大韓飯屋(ダイカンメシヤ)」(宇部市西万倉、TEL 070-2350-7960)が1月3日にオープンした。
韓国出身の宋和俊(ソン・ファジュン)さんと山口市出身の佐藤千鶴さん夫婦が開いた同店。宋さんはこれまで異業種に携わっていたが、両親が韓国でナクチ(テナガダコ)専門店を経営しており、子どもの頃から店を手伝っていたという。
宋さんは「9年ほど前に妻の母国である日本に移住し、自然豊かな万倉が気に入って約2年前に引っ越した。第2のチャレンジとして本場の韓国料理を提供したい」と思いを込める。
店内にテーブル席18席を設ける。「以前はコンビニだったので、冷蔵ショーケースをそのまま使い、提供するドリンクなどを並べて雰囲気を少し残した。店内のテーブルはDIYで作り、半年かけて温かみのある雰囲気に改装した」と宋さん。
提供するメニューは、同店オリジナルのデジカルビスープ「豚カルビスープ」と、唐辛子入りの「辛豚カルビスープ」(以上1,200円)を看板に、「甘辛豚カルビチム」「イカ豚甘辛炒め」(以上2,500円~)など。豚カルビスープはご飯とキムチをセットで付ける。
このほか、「海鮮チヂミ」(650円)、「キムチチヂミ」(550円)、冷製の「イカの酢コチュジャンあえ」(1,200円)なども提供する。
アルコール類は「マッコリ」(1,200円~)、「ポップンジャ」(1,200円)、瓶ビール、レモンサワーなど。ノンアルコールは、発酵ドリンク「コンブチャ」(400円、マンゴーグアバやパイナップルなど)のほか、マスカットジュースや甘酒ジュース、韓国サイダー「チルソンサイダー」のソフトドリンク(各300円)、「コーヒー」(400円)、「はちみつゆず茶」(400円)を用意する。
店内では、韓国で人気の食品を販売するほか、「Maple Coffee Roastery(メープルコーヒーロースタリー)」(宇部市)が焙煎(ばいせん)した「ドリップコーヒー」(280円)、「コーヒー豆」(100グラム、880円)も販売する。
千鶴さんは「地域の人たちの活動が盛んなエリアで、私たちも元気をもらっている。子どもでも食べられるように辛さの調節もできる。子どもたちも利用してくれており、地域のホットプレイスのような場所になれたら」とほほ笑む。
営業時間は11時~20時。火曜・水曜定休。