水産練製品の製造・卸販売を行う宇部蒲鉾(宇部市川上、TEL 0836-33-5151)は11月1日より、「ふぐのかりんと」「えびのかりんと」「ごぼうのかりんと」を販売している。
「ふぐのかりんと」は、プレーンタイプのかりんとうにフグエキスを加えたもの。「えびのかりんと」は、エビのエキスを混ぜたかりんとうに一味唐辛子をまぶし、「ごぼうのかりんと」は、ゴボウパウダーを練り込んだかりんとうに七味唐辛子をまぶした。価格は各500円。
山口県内のJR、高速道路、山口宇部空港、ホテル、道の駅などの土産店で販売している。「ふぐのかりんと」の売れ行きが一番良く、車エビが特産の山口市秋穂に近い「道の駅きららあじす」では「えびのかりんと」が、美東ごぼうが特産の美祢市美東町にある「道の駅みとう」では「ごぼうかりんと」が売れるなど、地域によって売れ行きに特徴が出ているという。
開発のきっかけは、宇部市内の企業からフグのかりんとうを作りたいと持ちかけられたこと。そのアイデアをもとに共同開発し、同社の販路に乗せているという。
同社営業本部広域ユニット長の藤本和史さんは「菓子商品は初めてで、どういう動きをするのか予想がつかない。これが完成ではない。これからも改良を加えていき、いずれは山口県の食材を使っていきたい」と話す。(©マルニ)