
商店街の店主が妖怪に扮するイベント「田町妖怪土曜夜市~妖怪と封印の鍵~」が7月26日、萩の「田町商店街」(東田町)で開催される。
同イベントは、「お客が来ない寂しさのあまり、店主が妖怪になった」という自虐的でユーモラスなストーリーで展開する。参加者は、妖怪に扮した商店街の店主たちからスタンプを集め、会場内に隠された5つの「封印の鍵」を見つけ出して合言葉を完成させることで、妖怪に封印された魂を解放するという体験ができる。
企画したのは、同商店街に店舗を構える線描画家・田村覚志さん。「利用客の高齢化が進み、家族連れや若年層とのつながりを作りたいと思い、5年前から店主の妖怪を描き始めた。店主が妖怪に扮することで、店主と触れ合ってもらうきっかけになれば」と、同イベントに込める思いを語る。
同商店街で毎年7月に行う「土曜夜市」と同時開催する。初めて開催した昨年は、約3,000人が来場して大きなにぎわいを見せた。今年はさらにパワーアップし、妖怪店主が3人増えて合計7人になる。集めたスタンプカードと引き換えに景品を進呈するほか、20時頃には商店街の各所で「妖怪菓子まき」も行うなど、子どもたちが楽しめる企画を用意する。
田村さんは、「自虐的だが笑ってもらえるストーリーにした。妖怪に扮した店主に会いに来て、楽しんでもらいたい」と来場を呼びかける。
開催時間は18時~20時30分。スタンプカードは商店街中央の受付で配布する。雨天決行。