
宇部市松島町の喫茶酒場「HIRAETH(ヒライス)」(TEL 080-8563-4873)が8月10日、オープンから1周年を迎えた。
古着店「MIMIC(ミミック)」に併設する形で営業する同店は、「古着×酒×旅の融合」をコンセプトに、海外のコーヒー豆や茶葉などを使用するドリンクや、世界各国のアルコール、毎朝手作りするスイーツやアジア料理などのフードメニューを提供する。
店主の桂みきさんは「体感的にはもっと長くやってきた感じがするほど濃い1年で楽しかった」と振り返る。古着店単体だった頃は若年層の来店が多かったが、「ヒライス」のオープン後は、60代、70代といった幅広い年代の客が訪れるようになったという。
「『古着にも興味あったんだよね』とお酒をきっかけにミミックにも寄ってもらえるようになったのは良かった」と、2つの店が互いに客層を広げる相乗効果を喜ぶ。また、客との関係性にも変化が生まれ、「ミミックではお客さんとそんなに長く話す感じではないが、ヒライスでは自分も仕事感覚ではなく、日常的な話や洋服のこと、お互いの旅行の思い出話などを気軽にできるようになった」と、店がコミュニケーションの場として機能していることを感じている。
オープン1周年を記念して、8月31日にはサーキットDJパーティー「BRUTAL SPOIL(ブルータル スポイル)」を開く。カフェ「CAFE 126(いちにろく)」(中央町1)との共催で、県内外で活動するDJたちが会場を盛り上げる。DJパフォーマンスに加え、フードやアクセサリー販売、ライブペイントなども行う。
イベント参加料は2,500円でワンドリンク制。開催時間は、CAFE126=15時~23時(DJパフォーマンスは16時~)、MIMIC=14時~22時。
桂さんは「この1年で常連さんが増えたのを感じている。夕方からの来店や二次会的な利用が多いので、お昼にも気軽に来店できる仕組みづくりをしていきたい。今後のことは全然想像もつかないが、2年、3年と続けていきたい」と話す。
営業時間は13時~24時。火曜・水曜・木曜定休。