山口・木町の「GUMI WORKS(ぐみ・わーくす)」(山口市木町、TEL 090-8360-7301)で12月18日、布作家・立石恵さんのオープンアトリエ展「アトリエで…展」が始まった。
同展は、布作家である立石さんのアトリエを開放し、織機や糸車など作品作りの道具や、羊毛や綿などの素材を展示するもの。希望者には糸紡ぎ体験も実施するという。羊毛のストール(28,000円~30,000円)、羊毛のバッグ(9,000円)、コースター(400円)、グラム売りの毛糸(330円~)など、作品の販売も行う。
立石さんは4年前から本格的に創作活動をスタートし、山口市や周南市のギャラリーで個展やグループ展をしながら、作品制作を手掛けている。アトリエ「GUMI WORKS」は、山陽小野田市在住の立石さんが自宅とは別の場所にアトリエを構えたいと今年8月にオープンしたもので、アトリエでは創作活動のほか、藍(アイ)の生葉染めやニット帽作りなど、さまざまなワークショップを開催している。
立石さんの作品は、羊毛を洗ってカーディング(毛並みをそろえる)し、糸車で糸を紡ぐところから始まる。草木など自然のものを使って羊毛を染め、思い通りの色の糸を作り出すことも。糸ができた後、織機で丁寧に織っていく。素材作りから完成まで、すべて手作業でこなす。アトリエをオープンさせてからは、畑で綿や藍の栽培も行っており、収穫した綿で作品を織り上げる予定だという。
立石さんは「今回は、オープンしたばかりのアトリエをお披露目する目的もある。アトリエでのんびりとお茶でも飲みながら、アトリエの様子、材料や作る過程を見てもらえれば」と話す。
営業時間は11時~18時。今月24日まで。(©マルニ)