イベント「まじめ川キャンドルナイト」が11月8日、宇部市中心市街地を流れる真締川の宇部大橋周辺で開かれる。主催は市民団体「まじめ川ミズベリング実行委員会」。
真締川の活用とにぎわい創出を目的に開催する。実行委員の寺田裕美さんは「全体的なプログラムは例年通りだが、今年は近隣の高校生たちが力を出してくれている。やってみたい企画を積極的に提案してくれるなど、やりたいことを実現するために考える力を養い、成長する場にもなっている」と話す。
「最近はLEDライトなどを使ったイルミネーションイベントが各地で開催されているが、手間がかかるキャンドルにこだわることができているのは、地域の方や行政、高校生たちの理解や協力があってこそ」とも。
当日は、宇部大橋周辺からやすらぎ橋にかけて約4000個のキャンドルを設置する。17時に「点灯式」を行い、来場者が持参した点火器具を使用して一つずつ点火していく。ワークショップも充実させ、来場者が絵を描いた紙袋にLEDライトを入れて飾る「キャンドルえま」や、「キャンドルづくり」「スノードームづくり」(以上、宇部工業高校)、「クリスマスリースづくり」などを行う。
宇部大橋周辺にはキッチンカーが出店して飲食を提供するほか、高校生が作成したオブジェの展示や、地元アーティストによるミニライブパフォーマンス(17時30分~)も実施する。20時からは、来場者と共に願いを込めてろうそくを吹き消していく「閉会イベント」を行う。
寺田さんは「スタート当初からの『のんびり ゆっくり おしゃれに』というコンセプトは変わらず、子どもだけでなく大人も楽しめるものをと続けてきた。たくさんの人に、年に1回のゆっくりした夜の時間と空間を楽しんでもらいたい」と来場を呼びかける。
開催時間は15時~20時。雨天中止。15時から宇部工業高校グラウンドの駐車場が利用可能。13時からイベント設営を手伝う「猫の手」も募集している。