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宇部・山口のサッカークラブ、保育終了後の時間を活用する事業始動

サッカーを楽しむ子どもたち

サッカーを楽しむ子どもたち

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 宇部や山口で活動するサッカークラブ「REGALO(レガーロ)FC山口」が11月6日、保育園での「サッカースクール事業」を始めた。

練習する子どもたち

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 同クラブを運営する「ベースフル」(宇部市明治町1)代表の小倉和彦さんは、「年々、子どもたちがスポーツ離れしていると感じていた。共働きなどで送迎が大変という理由で習い事に通わせられないことも多く、なにか貢献できないかと考えていた。縁があった保育園に声をかけ、保育終了後の待ち時間を活用させてもらいたいと提案したところ、快く受け入れていただいた」と、事業開始の経緯を語る。

 同事業は、保育終了後の園内で、園の課外活動として園児向けにサッカースクールを運営する。同クラブに所属する教員免許を持つコーチなど普段から園児年代を指導する4人のコーチがサポートし、ボール遊びを通して運動能力や協調性などを育む。

 小倉さんは「年中と年長クラスで計27人からの申し込みがあり、ニーズを感じている」と話す。園児の親からは「日頃から一緒に遊んでいる友だちと楽しく運動できるので安心」「保育園に迎えに行って、そこから違うところに通わせるのは大変なので助かる」といった声を得ているという。

 レガーロFC山口は現在、「宇部校」「山口校」「小郡校」の3校を開講し、幼稚園児から中学生までが在籍している。昨年7月には、島根県出雲市で開催された「CGFA2024フジパンCUP 第48回中国U-12サッカー大会」で初優勝した。

 小倉さんは「親御さんの負担を少しでも減らしながら、子どもたちに体を動かす楽しさや、運動を習慣化する機会を提供したい。今後は連携する保育園や幼稚園を増やしていければ」と話す。

 問い合わせは「レガーロFC山口」(TEL 090-8830-9030)まで。

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