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郷土愛で復活、山陽小野田の銘菓「復刻せめんだる」が奨励賞受賞

「安都佐」のスタッフと村上英之理事長(中央)、吉井純起さん

「安都佐」のスタッフと村上英之理事長(中央)、吉井純起さん

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 山陽小野田の銘菓「復刻せめんだる」が「山口県特産品振興奨励賞」を受賞し、12月17日で1カ月を迎えた。同商品を製造する食パン専門店「安都佐(あずさ)」(山陽小野田市厚狭1、TEL 0836-73-0118)は、新商品の展開も視野に入れている。

「懐かしいけど、新しい」デザイン

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 「山口県特産品振興奨励賞」は、県内の地域資源や技術を生かした優れた特産品を奨励・育成するため、山口県が毎年授与している。

 「復刻せめんだる」は、かつて製造元が閉店して販売が途絶えていた銘菓「せめんだる」を復活させたもので、セメント産業で栄えた街の歴史にちなみ、セメント運搬に使われた「たる」をモチーフにした最中(もなか)菓子。2024年4月に「安都佐」で販売を開始して以降、現在は「花の海」や「フードウェイおのだサンパーク店」、「山口宇部空港」でも取り扱っている。価格は1箱10個入り=1,350円、20個入り=2,700円。

 「安都佐」を運営する社会福祉法人「健仁会」の村上英之理事長は、「『せめんだる』にはこの街の歴史が詰まっている。『あんこの神様』と呼ばれる和菓子職人・小幡寿康さんとのご縁もあり、食べやすい和菓子に仕上がった。地元を代表する菓子としてこのような賞をいただいたのは名誉なこと。これまで携わった全ての人に感謝したい」と、受賞の喜びを語る。

 復刻・製造のために尽力したクリエイティブ・ディレクターの吉井純起さん(宇部市)は、郷土菓子の復活を熱望していた一人。「昔から伝わる菓子が、その街の歴史を伝えるモチーフであるにもかかわらず、なくなっていくことに寂しさを感じていた。復活を望む声もあり、郷土愛の強い村上理事長なら実現してくれるという思いがあった。懐かしいけど、新しいというのがこれからの時代に必要だと感じている」と、そのデザインに込めた思いを明かした。

 村上理事長は「ふるさとの歴史を伝える菓子として、特に子どもたちに食べてもらえるようにしたい」と、今後の普及にも意欲を見せる。

 「安都佐」の営業時間は、10時~15時。月曜定休。

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