「ショートフィルム フェスティバル in YCAM 2026 supported by ShortShorts」が2月11日から、山口情報芸術センター(YCAM=山口市中園町)で開催される。
日本各地で開催されている世界の短編映画を上映する国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」と連携して行う同イベントは、同館の企画の中でも若い世代の来場が多いという。
同館シネマ担当の前原美織さんは「若い人の来場を促したいと、ポップなフライヤーを作ったり、ライトな作品から重めのものまでそろえたりと、工夫している。昨年は『カツベン』を上映したことで、幅広い層の来場があった」と話す。
4回目となる今回は、コメディから社会派まで、世界の生活・文化を感じられる20作品の短編映画のほか、無声映画に合わせてセリフや背景を説明する活動弁士付きの短編映画16作品を6プログラムに分けて上映する。
短編映画の作品は、「もみの木」(2023年、アメリカ)、「ビンぞこメガネ」(2010年、フランス)、「ナイジェリアのバレエダンサー」(2023年、ナイジェリア・アメリカ)、「ジョナスのヘアカット」(2024年、イタリア)など。プログラムA・Bは「ファミリーで楽しめる」をテーマに、子どもたちでもなじみやすいタイトルをそろえ、全プログラムにカツベン映画を1本含める。
活弁映画には、山口県出身の山城秀之さんのほか、山内菜々子さんや最年少弁士の尾田直彪さんら若手活弁士が登場し、「漕艇(そうてい)王」(1927年、日本)、「チャップリンの放浪者」(1916年、アメリカ)などレトロな作品を上映する。弁士の違いを楽しめる「活動弁士別聞き比べ」(プログラムF)も実施する。
関連イベントとして、映像に合わせてカツベンに挑戦できる「カツベン(活弁)体験ワークショップ」(同11日)や「映画を2回観る会」(同12日、14日)も行う。
前原さんは「若い人たちに『映画体験』をしてもらいたい。昔は2本立て、3本立て上映といった映画の見方があったが、最近は動画配信などで好きな映画だけを見るので、興味がない映画を見る機会がない。ショートフィルムはさまざまな作品が一気に見れるので、心に響く作品にも出会えるはず。新たな発見を楽しんでほしい」と来場を呼びかける。
入場料は、1プログラム1,500円(前売り1,300円)。2月15日まで。