山口・大内御堀のクラフトギャラリー「nagomi style(なごみスタイル)」(山口市大内御堀、TEL 083-923-5533)で2月13日より、「大中和典 陶展 “fig.1-12”」が開催されている。
大中和典さんは、美祢市美東町在住の陶芸作家。大中さんの作品は、土そのものの発色を生かした茶系の作品がベースで、マットな質感と洗練されたシャープな形が特徴。2001年に作陶を始め、2005年に工房を開いた。山口市では初の個展となる。
同展では、陶器の器をメーンに、急須、花器、オブジェなど約110点を展示即売する。「3RINGS+4VASES」(31,500円)は波紋をイメージした作品で、オブジェ、花器、コップと、さまざまな用途に使える。「STICK VASE」(4,200円)は円筒型の作品で、上部に小さな穴が空いており、花器やオブジェとして使える。価格帯は1,500円~30,000円。
企画展名の「fig.」は「figure(=図を参照する)」の略で、会場には作品の使い方の提案を示した写真を併せて展示している。穴の空いたオブジェが花器として使われている写真、皿のような陶器が花器やお香立てとして使われている写真など、「例えばこうした使い方もできる」という参照図の役割を果たしている。
営業時間は10時~18時。同展は2月24日まで。(©マルニ)