宇部の画廊「ART BOX CAN」(宇部市新天町1、TEL 0836-21-0085)で9月15日、写真家・小畑徹さんとイラストレーター・伊達裕美さんの二人展「Purity」が始まった。
小畑さんは1969(昭和44)年北九州市生まれで山口市在住。2006年ごろから写真による制作活動を始める。自然風景の写真を得意とし、これまでに「角島」や「瑠璃光寺」の風景写真が各種メディアでも紹介されている。現在は、長崎県対馬で常設展「対馬展」も開催。さらに、mixiのコミュニティー「クリーン・アップ・イン・角島」の管理人でもある小畑さんは、「美しい自然の写真を撮らせてもらっているので恩返しがしたい」と角島の清掃活動を年数回行っている。
伊達さんは1978(昭和53)年長門市生まれで長門市在住。2005年ごろから絵ことばポストカードの制作を始める。透明水彩で描かれたイラストと墨で書かれた印象的な言葉が特徴のポストカードは県内の道の駅でも販売されており、10月には熊本・杖立温泉で初の個展を予定する。
「Purity」と題した同展のテーマは「純粋」。小畑さんは北九州市の動物愛護センターで撮影した「飼い主を待つ犬の表情」を写した写真約20点を展示する。「純粋な気持ちで犬の眼をじっと見てみてほしい。そして命の大切さを感じてもらえれば」。今回が初めての作品展となる伊達さんは、これまでに制作した絵ことばポストカードの原画約10点を展示する。「わたしの作品を見た人が少しでもにっこり、ほっこりとした優しい気持ちになってもらえれば」と話す。
小畑さんと伊達さんは、昨年に山口市で行われた地球環境の保護と保安を呼びかける活動「コスモ アースコンシャス アクト」で知り合い、意気投合したことがきっかけで今回の二人展が実現したという。
開廊時間は10時~19時(最終日は17時まで)。9月20日まで。