中原中也と遠縁-山口出身、吉田正さんのモノトーン写真展

日常のシーンを切り取った写真展「吉田正写真展 - imagination 光の言葉 -」(写真=「after the rain」)

日常のシーンを切り取った写真展「吉田正写真展 - imagination 光の言葉 -」(写真=「after the rain」)

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 山口・湯田温泉駅近くのギャラリー「アテリエ セレーノ」(山口市下市町8、TEL 083-923-4141)で4月22日より、山口出身の写真家・吉田正さんによる写真展「吉田正写真展-imagination 光の言葉-」が開催される。

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 吉田さんの作品は「日常の情景」がテーマ。何気ない日常のシーンを切り取って撮影したモノトーンの写真が特徴で、「after the rain」「summertime」「left alone」など23点を展示する。

 現在は兵庫県芦屋市在住の吉田さんは、「Y2WORKS」を主宰し、アメリカを中心に日常的なシーンを題材にした作品を制作するかたわら、コマーシャルフォトの撮影、講演、アーカイブスの撮影など、幅広い活動を行っている。

 中原中也の生まれた中原家の本家から吉田さんの母親が嫁いできたことから、中原中也とは遠縁にあたる吉田さんは、2001年に中原中也記念館で写真展「imagination chuya」を開催。中原中也の詩と吉田さんの作品をコラボさせた作品集「imagination chuya」(発行=クレオ)を発行している。

 吉田正さんは「そこにある空気や気配を写真に写し取っているので、それを感じてもらえるとうれしい。モノトーンの世界を自分なりに色づけして、自分の世界を広げていってもらいたい」と話している。同ギャラリーの中村ありささんは「湯田は中原中也の故郷。皆様に中也の詩に親しんでもらう意味でも、吉田さんの写真展を毎年4月ごろ(中也の誕生日ごろ)に継続して開催していきたい」とも。

 営業時間は10時30分~18時(最終日は17時まで)。5月6日まで。

アテリエ セレーノ(©マルニ)

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