山陽小野田の「おのだサンパーク」(山陽小野田市中川6)を会場にして開催されていた「ポップサーカス」が6月13日、千秋楽を迎えた。
4月24日からの総動員数は約7万人。ポップサーカス企画広報室長の元林信勝さんは「無事に最終日を迎えられて安心している。山口の多くの方に遊びに来ていただけたことに感謝している」と話した。
期間中、連日10種類以上のパフォーマンスを見せてくれた同サーカス。中でも今回の一番の目玉は「スーパー空中ブランコショー」。地上12メートルの高さから難易度の高い技を次々と繰り広げて観衆を魅了。一般公募で選ばれた小野田小6年の斉藤実咲(みさき)さんが、子ども団員としてトランポリンの演技を披露。3週間の厳しい指導の成果を見せた。
「興行期間中は来客数が伸びた」と話すサンパークのマネジャー吉良忠さん。「サーカスを見た後に利用できる食事割引などのタイアップでも効果が見られた」とも。
「6月は通常期とは思えないほど盛況だった」と声を弾ませるのはサンパーク内のゲームセンター・ナムコランドのストアマネジャー松長摂さん。サーカスを見た後の親子連れを多く呼び込むことができたという。
創設から14年目を迎える同サーカスは2カ月ごとに場所を変えて全国で公演を行っている。団員は出演アーティスト30人、運営スタッフ50人で、出演アーティストには中国、南アフリカ、オーストラリアなど8カ国の外国人も所属する。
美祢から観覧に訪れた親子は「また来たい。良い思い出になった」と話していた。最終日を迎えた出演アーティストは「7週間の山口公演は皆さまの温かい支援を常に受けることができてわたしたち自身も楽しめた。数年後にまたぜひステージで会いましょう」と話した。