宇部・東岐波に4月29日、地元の素材をふんだんに使ったフレンチレストラン「ラロマット」(宇部市東岐波、TEL 0836-58-3825)がオープンした。
フランス人シェフのジロームさんと妻の由美枝さんが食材にこだわったフレンチを提供する同店。魚は、近くの丸尾漁港でその日にとれた新鮮なものを使用し、肉や野菜は山口県産のものを使用している。一部の野菜やハーブなどは、所有する近くの畑で作っているという。
「山口といえば『ラロマット』とよばれるような存在になりたい。フレンチの良さを知ってもらえれば」と話す妻の由美枝さん。数年前にフランス料理を修行するためにフランス滞在中の時にジロームさんと出会い、由美枝さんの地元・宇部で出店することになったという。店名の「ラロマット」は、ジロームさんが提供する料理の中で大きな役割を果たしている「香辛料」のフランス語。
20坪の店内には12席を用意。どの席からも海が見渡せる絶好のロケーション。テーブルの配置などはその日の予約状況に応じて調整しているという。オープンしてから1カ月ほどが経過したが、ランチタイムの予約は3週間待ちが続き、ディナーも2週間待ちという盛況ぶり。「予約なしで突然お見えになったお客さまをお断りするのが本当に申し訳ない」と由美枝さん。
メニューはコース料理のみで、ランチには本日のお魚のローストかドライフルーツを詰めた若鶏のローストがメーンの「バディアンコース」(1,800円)、フレッシュハーブを利かせたサバのムース牛ほほ肉の赤ワイン煮とエピスの煮込み「ピニョンドパンコース」(2,500円)など3種類を提供。ディナーにはエピスで軽く香りをつけた豚ロースト、ホタテ貝柱のオリーブオイルローストがメーンの「クローブコース」(2,500円)、手長エビのチーズ焼きや仔牛胸肉のグリエが味わえる「メリッスコースコース」(3,500円)など3種類を提供する。フランスのボルドー地方やブルゴーニュ地方から輸入した約10種類のワインもそろえる
営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時30分~20時30分。