山口・菜香亭（山口市天花1）で10月16日、映画「107＋1～天国はつくるもの～Part1」「107＋1～天国はつくるもの～Part2」の上映と「てんつくマン」さんのトークライブが開催される。

　てんつくマン（本名＝軌保博光）さんは吉本興業でTEAM-O（相方は山崎邦正さん）として活動した元お笑い芸人。同社退社後に映画「107＋１～天国はつくるもの～」を企画し、製作費を集めるために路上に座り、一人ひとりにインスピレーションで筆文字メッセージを書く路上パフォーマンスを始め、路上詩人の先駆けとなる。現在は海外支援や環境問題に関する活動を行っている。

　当日は10時から「107＋1～天国はつくるもの～Part2」、16時15分から「107＋1～天国はつくるもの～Part1」を上映。鑑賞料は原則無料で、鑑賞後に任意の額をカンパする。同イベントを主催する優悠サークル代表の今田千恵美さんは「映画を見終わった感動の量に見合った額をカンパしてもらえれば」と話す。

　13時から「てんつくマン」さんがトークライブを行った後、14時から、てんつくマンさんの友人で障害を持ちながらも一般企業でプログラマーとして勤務する大島秀夫さんを交えてトークを展開する。トークライブの入場料は3,000円で事前の予約が必要。「てんつくマンと大島さんとのトークは、障害を個性としてとらえたうえでの友人関係を見ることができる。ハンディを持つ人たちとの付き合い方として来場する方の心に留まれば」と今田さん。

　そのほか、当日感じたことを長さ7メートルの紙に即興で書き下ろすパフォーマンスを実施し、その「巨大書き下ろし」をオークション販売するほか、16時15分からの映画上映中には、希望者50人限定で即興書き下ろしを行う。個人書き下ろしの料金は2,000円で事前の予約が必要。収益金の一部は植林事業のチャリティーに充てる。

　今田さんは「てんつくマンさんの上映は各地であるが、映画2本立て上映とてんつくマンさん本人の講演を併せて行うイベントは全国でも初めて。今回の『てんつくマン祭り』を通じて、多くの人の環境意識が高まったり、誰かの力になりたいという気持ちが増えたりするきっかけになれば」と参加を呼びかけている。

　申し込み・問い合わせは今田さん（TEL 090-2002-6523）まで。