山口・一の坂川沿いのアートスペース「クリエイティブ・スペース赤れんが」（山口市中河原町、TEL 083-928-6666）で5月15日より、山口県立大学文化創造学科の企画プロデュース系教員による作品展「クリエイティブ展」が開催されている。

　同展は、同大学国際文化学部文化創造学科が創設されたことを記念して開催された。同学科の企画プロデュース系に属する教員が創作した、ファッション・ビジュアル・プロダクトデザイン、音楽、絵の作品やパネルを展示。文化創造学科を教育するスタッフの日ごろの活動を、学生や一般の人に広く見てもらおうと企画された。

　参加教員は、猪又徹教授（造形研究室）、田村洋教授（音楽研究室）、水谷由美子教授（衣造形デザイン研究室）、井生文隆教授（プロダクトデザイン研究室）、小南英昭准教授（ビジュアルデザイン研究室）、松尾量子准教授（生活美学研究室）、山口光講師（芸術デザイン研究室）、小橋圭介助手の8人。

　ファッションデザインでは、雪舟の絵をプリントした衣装、大内菱をデザインしたＴシャツなどを展示。プロダクトデザインでは、竹を使ったテーブルとシステム・シェルフ、雪の修正ペン、漆器によるペーパーカップホルダーなどをパネルと併せて展示。そのほか、油絵や水彩画などの絵画、同大学のVI（ビジュアルアイデンティティー）計画のパネル展示なども。

　文化創造学科長の水谷由美子教授は「教員が個別に展示をすることはこれまでにもあったが、一堂に会して行うのは初の試み。同展は、創設記念シリーズの第1弾。これからは年数回、シンポジウムや研究会などのイベントを行っていく」と話している。

　同ギャラリーの営業時間は10時～17時（最終日は16時まで）。同20日まで。

クリエイティブ・スペース赤れんが山口県立大学（©マルニ）