宇部の書店「宮脇書店 宇部店」(宇部市東梶返3、TEL 0836-37-0011)は12月15日、年間書籍売上ランキングを発表した。
発表したのは、文芸書、ビジネス書、一般書、文庫本の各部門。「書籍全体でランキングを組むとコミック本などもランクインして集計が難しいため、毎年部門ごとのランキングにしている」と同店スタッフの伏原丈司さん。
ランキングの内容は、文芸書=1位「1Q84 BOOK3」(村上春樹、10月~12月)、2位「くじけないで」(柴田トヨ)、3位「猫物語 黒・白」(西尾維新)、ビジネス書=1位「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(岩崎夏海)、2位「日本経済の真実」(辛坊治郎)、3位「池上彰の学べるニュース1、2」(池上彰)など。
「やはりメディアで取り上げられている本はよく売れ、ロングセラーになっている」と伏原さん。テレビでの露出も多い池上さんの「池上彰の学べるニュース」は、シリーズを通してランクインするほどの人気だという。
昨今、電子書籍が普及し始め「本離れ」が懸念されているが、「今のところ本の売れ行きに影響はない」という。「本の中には、ブックカバーの裏に後日談の記載があるものや、本のページの間にお札に似せたしおりが挟まっているなどのトラップもあり、本ならではの楽しさが詰まっている。ページを手でめくる楽しさは忘れてはならない」とも。
営業時間は10時~24時。ランキング発表は年末まで行っている。