株式会社アイシン(本社:愛知県刈谷市 社長:吉田 守孝)と山口県山口市は、道路維持管理支援サービス「みちログ」の実証実験を同市の阿東地域等で開始しました。
阿東地域は、人口減少が進む過疎地であり、将来的な人手不足が懸念されています。こうした地域において、住民の生活環境の維持・向上は喫緊の課題です。アイシンは、DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した技術やサービスなどを通じて、山口市とともに地域課題の解決に取り組んでおり、「みちログ」はその一環です。
「みちログ」は、専用車載器を車両に搭載し、走行するだけでポットホールやひび割れなどの道路異常を自動検知することが可能です。これにより、従来市の職員が実施していた道路パトロールの負担を軽減できるほか、異常箇所をシステム上で一元管理することで、業務効率化や紙資料の削減にも貢献します。
さらに、「特定地点撮影機能」を活用することで、任意の地点を登録し、該当車両が通過するたびに自動で画像を撮影・記録することが可能です。これにより、現地での目視点検に頼ることなく、職員はシステム上で状況把握や経過観察を実施することができます。
今回の実証では、路面の劣化、草木のはみ出し、水道管の漏水、田の害虫被害など、さまざまな異常の早期発見を通じて、早期の予防措置や事故の未然防止につなげることをめざしています。
<関連リンク>
・みちログ | 道路維持管理支援サービス(「みちログ」のサイトにリンクします)
・道路維持管理支援サービス「みちログ」に新機能を搭載~区画線のかすれ検知などの3つの新機能で、より安全で快適な社会の実現へ~(2025年03月25日ニュースリリース)
・道路維持管理支援サービス「みちログ」にAIを活用した新機能を搭載(2023年03月28日ニュースリリース)