
受賞した宇部高専物質工学科杉本教授(右から3番目)
宇部工業高等専門学校(山口県宇部市 校長:金寺登 以下「宇部高専」)は、神代漁業協同組合、岩国市およびJFEスチール株式会社と共同で実施している「岩国市神東地先におけるリサイクル資材を活用した藻場・生態系の創出活動」が、みなと総合研究財団主催の「第3回 全国海の再生・ブルーインフラ賞」において「みなと総研賞」を受賞しました。授賞式は2月20日、広島港クルーズターミナルにて執り行われました。本活動は、リサイクル資材を活用した藻場造成とブルーカーボン創出の先進的取組として高く評価されたものです。
◆受賞の概要
本賞は、港湾空間の環境再生やブルーインフラの拡大に寄与する優れた取組を表彰する制度です。本プロジェクトは、地域連携による持続可能な海域環境の再生モデルとして評価されました。
◆プロジェクト概要
プロジェクト実施場所は山口県岩国市神東地先であり、2013年から2018年にかけて、リサイクル資材である鉄鋼スラグ製品を用いて約3.4ヘクタールの岩礁性藻場生育基盤を造成しました。
また、創出した海藻藻場の岸側では、静穏度向上に伴い海草生育環境が改善し、海草藻場の範囲が拡大しました。
◆プロジェクトの特徴と成果
・藻場形成により有用魚類が集まり、水産資源の回復に寄与
・海藻・海草藻場の創出・拡大により、6年間でCO2吸収量81.4トンを算定
・吸収量は「Jブルークレジット」として認証
・クレジット収益はモニタリング調査や維持管理、さらなる藻場造成に活用
・「自然共生サイト」登録時に策定した生物多様性保全計画を継続実施
・市民向け環境啓発や青少年教育の場としても活用
本プロジェクトは、環境再生・カーボンニュートラル・地域活性化を同時に実現する先進的モデルとして、今後さらなる展開が期待されています。

授与された賞状
授与されたトロフィー
