山口宇部経済新聞

山陽小野田のワイナリー、開業10周年で記念ワイン販売

山口ワイナリーが販売する記念ワイン

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 山陽小野田の永山酒造(山陽小野田市大字厚狭)は12月3日、「山口ワイナリー」(石束、TEL 0836-71-0360)の開業10周年を記念したワインの販売を開始した。

カベルネ・ソーヴィニヨン、シャドルネを使用した「シャトーヤマグチ」

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 同社は1995年、約1ヘクタールの自社農園で「カベルネ・ソーヴィニヨン」「シャドルネ」などのヨーロッパ品種ぶどうの栽培を開始。1999年に自社農園に隣接する場所に同ワイナリーを開業した。

 「ヨーロッパ品種のぶどうを栽培することには反対意見が多かった」と当時を振り返る永山純一郎社長。雨が多く気温の高い土地では困難と言われる中で「山陽小野田市石束はその名の通り石が多く水はけが非常に良いため、ブドウの栽培には適しているのではと思いあえて挑戦したところ、3年目には糖度25.5度という夢のようなブドウが生産できた」と振り返る。

 ブドウの栽培を始めてから山梨県に何度も足を運んだ同社長は「日本でヨーロッパブドウを栽培するなら1番が山口で2番が秩父」という説を唱えた学者が多くいたことを知らされ、「どちらもセメントの原料が採れるところ。同ワイナリーは美祢・秋吉台のカルスト台地から派生するアルカリ質の土壌によって、糖度の高い特徴のあるブドウが栽培できる」という。

 「今年は過去最高の5.7トンのブドウを収穫できた」と話す同社長。「先日はフランス人ジャーナリストが当ワイナリーを訪れ、今回の記念ワインとして販売している『シャドルネ』を特に高く評価してくれた」とも。

 記念ワインは4種類をラインアップ。自社農園で2002年に収穫したカベルネ・ソーヴィニヨン(赤)とシャドルネ(白)を使用した「シャトーヤマグチ」(725ミリリットル、5,250円)は各限定50本を販売。2006年コウシュウ、2008年マスカットベリーAの2種類は1,575円で販売する。

 ワイナリーの営業時間は9時~17時。水曜定休。

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