宇部経記者に同行して実際のイベントを取材し、主催者や参加者にインタビューを行って原稿の執筆を体験する同プログラム。宇部経編集部(宇部市新天町1)に集合した5人の「記者の卵」はまず、取材時の心得などのレクチャーを受けた。
その後、同じく「キッズうべたん」のプログラムとして同ビル内で実施された木製帆船模型の制作体験プログラム「カリブの海賊船・ブラックパール号」の現場に行き、初めての取材に挑戦した。
緊張した面持ちで向かった現場では、参加者が帆船模型制作の真っ最中。慌ただしい雰囲気を感じる中、同プログラムを主催する趣味サークル「宇部帆船模型の会」代表の寺井勝さんにあいさつを済ませ、まずは写真撮影から体験。宇部経記者が実際に撮影した写真を手本に見せると、すぐに要領をつかんだ様子で会場内を積極的に動き、写真撮影に挑んだ。
次に、参加者の藤井俊輔くん(藤山小5年)と門田海斗くん(同5年)にインタビューを実施。参加した理由や難しかった作業についてなど、緊張しながらも積極的に質問した。最後は、寺井さんへのインタビュー。事前に用意した質問事項を書いたノートを急いでめくりながら「なぜ帆船模型作りを趣味にしたのですか」「なぜこのようなイベントを開こうと思ったのですか」「このイベントを通して参加した子どもたちには何を伝えたいですか」など次々に質問。真剣なまなざしで寺井さんの話を聞きながら、書き逃すまいと必死にペンを走らせた。
取材後は宇部経編集部に戻り、ほっと一息ついた記者たち。緊張からも解放され、約45分間で原稿を書き上げた。初めての取材体験に挑んだ5人の記事を以下に掲載する。
宇部市民活動センターで宇部帆船模型の会が、「カリブ海の海賊船・ブラックパール号」というイベントを開さいした。
このイベントには小学3年生から6年生までの子ども達が参加した。そして宇部帆船模型の会の方々に教えてもらいながらさまざまな道具を使って約50種類ものパーツを組み立て、ブラックパール号を見事に完成させた。
宇部帆船模型の会の代表者寺井さんは、わかいころ船関係の仕事をなさっていた。その仕事もていねんして15年前くらいからこのような船を作ることがしゅ味になったという。このイベントで子ども達に夏休みの作品として帆船を使ってもらいたくてこのイベントを開さいしたそうだ。寺井さんは「帆船は見た感じ帆もあって美しく、古い歴史があって『ロマン』と『ぼうけん』がある」と熱く語った。
このイベントを通して、寺井さんはくぎうちや、ペンキぬり、帆づくりなど、道具を使って手作業での物作りの楽しさを知ってもらい、また一つ一つの作業に神経を使って取り組んでほしいというように語ってくださった。
このイベントに参加した藤山小学校5年生の藤井俊輔くんと門田海斗くんは「夏休みの作品・自由研究のために来た。船作りはくぎを打つ所が難しかった」「(船が)かっこよかった」というふうに感じたそうだ。
岩村まい(神原小5年)
「質問しようと思った時に頭が真っ白になったが、すごく集中して相手の話が聞けた。めったに経験できないことができて楽しかった!」
宇部市まちづくりプラザ2F宇部市民活動センター「青空」で7月22日、ゴム海賊船を作るイベントが開かれた。
講師はわかい時船にのって仕事をしていた寺井さん。パーツは50種類ほどあり、その中でブラックパール号を制作した。
寺井さんは「帆がういている船の歴史、夢、ぼうけん、みための美しさなどにつられて船が好きになった」と話していた。
参加した藤山小5年生の藤井君と門田君は「作ってみてかっこよかった。くぎをうつ所がむずかしかった」と話していた。
また、寺井さんは「物作りは、木を切ったりかなづちでたたいたりする作業を楽しんでもらいたい。わたしは楽しみながらつくることで子どもにかえる」と話していた。寺井さんは15年前から始めているためか、わからない子にどんどんまようことなくしてあげ、きれいに作っていた。ぼくはその作品を見るだけで作ってみたいという気持ちがわいてきた。
参加者は保護者、友達と話し、楽しそうに作っていた。
山根夕陽(川上小5年)
「相手の目を見て話を聞くと、どんな気持ちで話をされているかとか、どこが重要なところなのかが分かった。このイベントに参加して少し勇気がでた!」
宇部で「カリブ海の海賊船」-かっこよさそうなのが完成
宇部市民活動センター「青空」(新天町1)で7月22日、木やきれを使った木製のゴム動力海賊船製作講座が開かれた。
講師は「宇部帆船模型の会」で、カリブ海の海賊船の製作活動に取り組んでいる寺井さん。男の子を中心とする小学生が参加し、金づちを使ったり、ペンキでぬったり、きれを切ったりして、ゴム動力海賊船を製作した。
若いころから船員で船が好きだった寺井さん。しゅみとして部品部品が細かい小船をよく作るほど。
ゴム動力海賊船作りについて、寺井さんは「船作りという、工作体験を夏休みの思い出としてもらいたい」との思いがある。
参加した小学5年の藤井俊輔さんと友達の門田海斗さんは「夏休みの作品を作りに来てみて、作ってみた。くぎ打ちをするところが難しかった」と話していた。
参加した人はみんな、真面目な顔で作業に取り組んでいた。
大上いくこ(恩田小6年)
「慌ただしい雰囲気の中での取材だったが、普段よりも声を出して質問することができて良かった。記者の仕事は大変だと知った。取材のときに周りの目が気になって緊張した。原稿を書くときがすごく楽しかった!」
宇部市民活動センター「青空」(新天町1)で7月22日、木とぬのを使った船を作る体験が開かれた。
教える方は、宇部帆船模型の会の方々が教えていた。その中でも代表が寺井さん。小3~小6の小学生が参加し、帆船という船を作っていた。船はすくりゅうというものがついていて、ふろの中でうかばせる船で風があるとすくりゅうを動かさなくても動くそうだ。参加者は一生けん命、船をせい作していた。
15年前から帆船という船を作り始めたそうだ。なぜ作り始めたかというとわかいころ、船にのって仕事をしていて、やがて、ていねんになり、次は自分のしゅみとして、船を作り始めたそうだ。今では、船を作るサークルを開いているようだ。
船を作る寺井さんは、帆船という船がなぜ好きかというと帆船のはしるすがた、見たかんじが美しいそうで、帆船という船はれきしが古く、ロマン、ぼうけん、夢が感じられるそうだ。作って学んでほしいことや伝えたいことは、物作りはくぎをうったりペンキをぬったり、ぬのを切ったりどうぐを使ってつくっているということだそうだ。
参加者の藤山小の5年、藤山俊輔さんと門田海斗さんは「くぎをうつのが難しかった」と話していた。
西村花実(川上小5年)
「取材の前は、難なく質問できると思っていたけど、とても緊張した。記者は大変だと身を持って知ることができた!」
宇部市民活動センター「青空」(新天町1)で7月22日、やく50種類のパーツで海ぞく船を作る、夏休み体験が開かれた。
さんかしていた、藤山小学校5年生の藤山俊輔くんと門田海斗くんに話を聞いてみると「夏休みの自由けんきゅうのためにつくりに来た」といっていた。次に感想をきいてみると「かっこよかったけど、くぎをうつところがむずかしかった」といっていた。
15年前ぐらいから木せいの帆船を作りはじめた寺井さん。この教室を始めたきっかけは「まだわかい時に、ふねにのる仕事をしていて、しゅみとして帆船作りをしようと思ったから」といっていた。また、「夏休みの体験として思いでをつくってもらいたい」といっていた。
帆船作りについては、かなづちでくぎをうったり、ペンキをぬったり、きれをきったりいろいろなどうぐをつかったことをすること。こういった事をするたのしさを感じてほしいと寺井さんはいっていた。
山根朱優(川上小4年)
「聞きながらのメモは書くスピードが追い付かずに大変だった。誰かを取材するのは初めてだったけど、とても楽しかった!」