宇部中央高校(宇部市東梶返4)で6月18日に行われた文化祭「明日葉祭」で、3年1組の生徒が東北を応援しようと喜多方ラーメンを販売した。
毎年恒例の同行事では、3年生が中心となり模擬店を出店。同クラスは「東日本大震災で被災した東北を応援したい」と東北の名産品の販売を企画。販売商品を検討していたときに松原酒店(東本町1)で喜多方ラーメンを支援・販売していることを知り、同ラーメンの販売を決めた。
「PRAY for東北」と書かれた看板を掲げたブースではラーメン120杯を用意。結果、2時間半で完売するほどの盛況で、完売すると生徒たちからは歓声が上がった。
担任の下川優子さんは「生徒たちは、何かしたいが受験勉強と両立させながら何ができるだろうと、悶々(もんもん)としていたようだ。今回ラーメンを販売することで、生徒が思いを表現する場にもなったと思う。とても有意義な企画だった」と振り返った。
同祭クラス代表の三浦千花さんは「ラーメンには気持ちを込め、丁寧に作ろうと思ったので120食限定で販売した。少しでも震災の被災地復興の力になることができれば」と笑顔で話していた。