山口市中心商店街で7月21日、「第18回全国金魚すくい選手権大会」の「山口市予選大会」が行われた。
約200人が参加した同大会。参加者は和紙でできたポイ(すくい網)を片手に、約4センチの金魚500匹が泳ぐ競技用の水槽で3分間にいかに多くすくえるかを競った。
みずほ銀行前(米屋町1)で行われた高校生・一般の部では、昨年の同大会準優勝者・防府市の古谷晃子さんが29匹をすくい上げて優勝した。
この日に向けて金魚を購入し、ひそかに練習を重ねていたという古谷さん。「娘と父も参加したが、2人とも予選敗退だった。普段の練習に重ね『私が勝ち上がらなければ』というプレッシャーが勝利につながった」と勝因を語った。
小・中学生の部では、10匹をすくった山口市の山岡竜太郎さん(6年生)が優勝。「周囲の様子から自分が優勝できそうな自信があったが、1分を残してポイが破けてしまい焦った」と熱戦を振り返り、「全国大会では優勝したい。代表として頑張りたい」と意気込みを語る。
各部門の優勝者と準優勝者は、8月19日に奈良県大和郡山市で開催される全国大会へ出場する。
そのほか、親子ペアの部では、同市内阿知須から参加した藤永優子さん・清花さん(5歳)親子が13匹で優勝した。
同商店街に場所を移して初の開催となった同大会。主催した山口観光コンベンション協会専務理事の鈴木克彦さんは「告知期間が短かったが、良い反響だったと思う。大変盛り上がったが、参加者の方は真剣なので会場は静かだった(笑)。地元商店街への経済効果や活性化も期待している」と話した。