山陽小野田市歴史民俗資料館(山陽小野田市栄町9、TEL 0836-83-5600)で10月3日、企画展「鉄道展~線路でたどる郷土の歴史~」が始まった。
10月14日の「鉄道の日」に合わせて開催する同イベント。産業とともに発展した山陽小野田の鉄道の歴史をテーマに、同館やJR西日本が所蔵するもののほか、地元の鉄道愛好家が収集する約800点を展示する。
展示する資料は、明治から1955(昭和30)年ごろまでと近年のもので、中央に設置したジオラマは1944(昭和19)年の風景をイメージ。「船木鉄道」や市内厚狭にあったSLステーションなど現在は廃線の線路も再現した。
旧型国電・クモハの部品や駅の今昔写真、当時の時刻表、県内SLのヘッドマークや実際に使われた社内検札用切符のはさみや制服、2010年に販売された記念切符なども展示。
同館館長の石原さやかさんは「この地域の発展に、鉄道は必要不可欠だったもの。鉄道の歴史をあらためて知ることで地元に親しみをもってもらいたい」と話す。「写真撮影のコーナーや石炭をくべる体験コーナーなど参加型の企画も用意している。貴重な資料の数々を見てもらえれば」とも。期間中に2000人の来場を見込む。
初日はオープニングセレモニーが行われ、JR小野田線・目出駅が無人駅化される前の最後の駅長・西村義則さんやめぐみ幼稚園(稲荷町)とるんびに幼稚園(千代町1)の園児約70人らが参加。「発車します」の掛け声とSLやまぐち号として活躍したC57-1の汽笛に合わせてテープカットした。
テープカットをしたるんびに幼稚園の里雄太郎くんは「見たことないものがたくさんあってすごい。模型の電車を動かすのが楽しかった。本物の電車に乗りたくなった」と笑顔で話した。
今月14日には、来場記念としてオリジナルの硬券(以前使われていた乗車券)を先着100人に進呈するイベントも行う。
開催時間は9時~17時。月曜休館(8日・9日は開館)。今月31日まで。