山口の湯田地域交流センター(山口市湯田温泉5)で11月15日、食物アレルギーに対応するケーキの「お取り寄せ試食会」が開かれた。
開いたのは食物アレルギーの子を持つ親などが参加する市民団体「アレルギーっ子の会 ぽれぽれ」。食物アレルギー対応食品が増えてきている中、いろいろな種類のケーキを取り寄せて試食し、クリスマスを前にケーキ選びの参考にしようと企画した。
取り寄せたケーキは卵・乳・小麦を使用していないミニヨン手作り工房カワムラ(周南市)の「アレルギー対応ケーキ」、しあわせ工房(福岡市)の「ドリームケーキ」。そのほか、特定原材料25品目不使用の「カップケーキ」も取り寄せて試食した。
当日は大人12人、子ども8人が参加。次女が卵・乳の食物アレルギーを持つ田辺理恵さんは「誕生日やクリスマスのケーキは今まで手作りすることが多かったが、今日試食したケーキはどれもアレルギー対応とは思えないくらいおいしかった。今年のクリスマスケーキは買ってみようと思う」と話した。
代表の原田由果里さんは「日ごろは子どものアレルギーで頭を悩ませているお母さんたちも、今日はおいしいケーキを食べながら楽しいひとときを過ごせた。食物アレルギーと一言で言ってもアレルゲンは人それぞれ違う。今回はアレルギー専門のお店からの取り寄せなので、子どものアレルゲンに合わせたものを選べるのがとてもありがたく思った」と話す。
「ぽれぽれの定例会はいつもにぎやかで笑顔があふれている。ベテランのお母さんから新米ママまでいろんな年代の方が参加しているので、感心のある方は気軽に参加してもらいたい」とも。