宇部の障がい福祉事業所「Goo TAG College(グータグカレッジ)」(宇部市西岐波)内に11月19日、カフェ「Bar Miel(バル ミエール)」(TEL 0836-51-1212)がオープンした。
ハンディキャップを持つ人の就労支援所として昨秋立ち上がったNPO法人「ぐうですぐう」が運営する。
同NPOはこれまで農業や役務などへの就労を展開してきたが、「障がい者は職業選択の幅が狭く一般の人とふれあえる機会が少ない。もっと開けた環境作りをすべき」(西川浩子理事長)と同カフェを開いた。店内では発達障害などのハンディキャップを持つスタッフも働く。
店内には席数16席を用意。メニューは、日替わりの「ランチプレート」(800円、提供は11時~14時)をメーンに、エスプレッソコーヒー(300円)やカプチーノ(350円)、「ブルーベリーサワー」(350円)など7種類のドリンクのほか、「アフォガード・アル・カフェ」(450円)などのスイーツもそろえる。
生活支援員の上野由架子さんは「農業部門で製造する自家製の蜂蜜とジャムを使ったメニューも提供する。地元の食材で安心安全なものを提供することをモットーにしていきたい。お客さまには気付いたことをアドバイスしてもらいたい」と話す。
「いかにも施設という商品や雰囲気にはしたくなかった。ハンディを持つ人の働く姿を見てもらい、地域の中での交流の場にしていきたい」と西川理事長。
営業時間は10時~14時。土曜・日曜・祝日定休。