山陽小野田の観光園芸農場「花の海」(山陽小野田市埴生、TEL 0836-79-0130)で現在、「ブロッコリー狩り」が行われている。
イチゴ狩りや野菜の収穫体験なども実施する同施設が、収穫できる野菜が少ない端境期に楽しめるイベントとして初めて実施。昨年11月下旬から、無農薬の畑にブロッコリーの品種「緑嶺」5000株を植えて育ててきた。
ブロッコリーは、ゴルフボールサイズから男性の握りこぶし大ほどの大きさで収穫を迎えており、入園時に渡される袋に「あふれない程度まで」詰め放題。10個~15個ほどが入るという。味わいは「寒い冬の中じわじわと育ったため柔らかくて癖がない」(同園総合交流部の小玉健太さん)といい、「小さいものは柔らかく、大きいものはシャキシャキとした歯応えがある」のが特徴。料理の用途や好みで自由に収穫できる。
イベントを始めた2月28日からこれまでに家族連れや女性グループ、カップルなど15組が利用した。「果物と違い野菜の旬はすぐに過ぎてしまうので収穫できる期間も短い」と小玉さん。「5月のゴールデンウイークごろからは『新玉ネギ拾い』を行う予定。季節の旬を農業の楽しさと一緒に伝えていきたい」とも。
営業時間は10時~16時。料金は、大人=500円、4歳以上=200円。3月末まで。