宇部のB級グルメ「石炭包」がリニューアルし、グルメマップ第2弾の完成発表イベントが3月9日、山口宇部空港(宇部市沖宇部)国内線ターミナルで行われた。
石炭包は、炭鉱(石炭)で栄えた宇部をイメージした商品として、2011年5月の宇部新川市まつりで開催されたB級グルメイベントでグランプリを獲得。当初はグランプリのシーフードカレーパンのみだったが、同年9月には「黒い生地で包む」「宇部産の具材を包む」「地元への愛とおもてなしにこだわる」をコンセプトにスイーツや総菜など幅を広げてきた。
今回のリニューアルでは取扱店が8店舗から12店舗に増え、オムライス(ダンクス、同市今村南)やエビニラまんじゅう(成福、同常盤町1)、かまぼこ(宇部蒲鉾、同川上)やいなりずし(鮨若、同西岐波下片倉)など17種類のメニューが加わった。
約1年半ぶりに新調したグルメマップには商品開発者の思いを載せたほか、宇部市内の観光地も掲載した。
宇部商工会議所青年部宇部食拡大委員会の白崎銀次郎さんは「石炭包を多くの方により知ってもらおうと、今回のリニューアルを決めた。パンから始まった石炭包だが、参加店も増えジャンルも多様になった。食べる方に楽しんでいただきたいという思いが一番強いので、より一層PRして取扱店も増やしていきたい」と意気込みを話す。
同日、開催されたお披露目イベントでは、特別に用意された特大石炭包でテープカットならぬ「石炭包カット」が行われ、その後発着する飛行機の利用客に向けて約200個が振る舞われた。
グルメマップは、下関市立しものせき水族館・海響館(下関)や秋吉台サファリランド(美祢)、山口市内の道の駅など県内観光地や商工会議所を中心に県内20カ所に設置。市内では、山口宇部空港やふれあいセンター、ときわ公園などに1万部を設置する。