宇部の「リベルタス興産」(宇部市東見初町、TEL 0836-35-7878)が現在、募金型名刺「宇部を良くする1円募金名刺」を展開している。
4月1日から始めた同取り組みは、山口県共同募金会が県内企業から寄付付きの商品や企画を募る「募金百貨店プロジェクト」の一環。
印刷業が主の同社は名刺1箱(100枚)を1,680円で販売。そのうち100円が寄付となり、名刺1枚につき1円が募金される仕組み。
同社はこの取り組みを「宇部が好きっちゃプロジェクト」と名付け、商品には地元の方言から「のんた名刺」と愛称を付けた。これまで学校関係者や行政関係者など「福祉に興味のある人」を中心に口コミで広がり約20件を受注。名刺は好みのデザインやフォントで作ることが可能で、「宇部を良くする仕組み 募金百貨店プロジェクト」のロゴが入る。
有田信二郎社長は「地域の印刷会社ができることとして名刺を販売した。理解いただける人がじわじわと広がっていくことを期待している」と話す。「第2弾として封筒も販売し、年末には募金年賀状も販売できれば。地域のために役立つこととして継続して取り組みたい」とも。
集まった募金は、国が行う成年後見人制度を宇部に合った形での実施を目指すことを目的に有田社長が中心となり立ち上げた「一口後見人プロジェクト」などの活動財源として、被支援者や成年後見支援員などを助ける地域福祉向上のために使われる。
注文は同社へのファクスなどで受け付ける。問い合わせは同社まで。