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山口・小郡に新ゆるキャラ「おごりん」-お披露目で湯田・ゆう子と「お友達」に

デビューした「おごりん」と湯田温泉のゆるキャラ・ゆう子 写真提供=湯田温泉旅館協同組合

デビューした「おごりん」と湯田温泉のゆるキャラ・ゆう子 写真提供=湯田温泉旅館協同組合

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 県の交通主要地域である山口市・小郡に誕生した新ゆるキャラ「おごりん」が7月27日、デビューお披露目イベントを行った。

4月にイラストで誕生した「おごりん」

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 「おごりん」は、山口市の天然記念物に指定されているオゴオリザクラをモチーフにした、ピンク色のゴリラ姿のキャラクターで「オゴオリザクラの妖精」。性格は、「わがままで気ままでやんちゃ」。うれしいときや悲しいときには、桜の花びらを散らすという。考案したのは、おごおり地域づくり協議会(山口市小郡下郷)。

 4月4日にイラストで誕生した「おごりん」。小郡地域は、新幹線・のぞみが停車するJR新山口駅や山口市主要部と山口宇部空港を短ルートで結ぶ山口宇部道路、高速道路のジャンクションなどを持つ交通の主要地域ながらも「他の地域と比べて通り過ぎるだけのエリアになっている」と、近年のゆるキャラブームに乗り、地域おこしとして約1年の構想期間を経て生み出した。

 「小郡駅だったJRの駅も10年前に新山口駅に改称し、交通拠点として便利になる中で、小郡の地名は使われなくなった。けれども、SLやまぐち号始発駅や俳人・種田山頭火が長く住んだ『其中庵』など魅力もたくさんある。今一度、小郡を知ってもらいたい」と同協議会情報企画部会の小田良夫さん。

 同日、「ふしの夏まつり」で行ったお披露目イベントでは、市内湯田温泉のゆるキャラ・ゆう子が駆け付け、両キャラとも初の「おともだち協定」を締結。ゆう子からは手紙、おごりんからは地元の製帽所が作った中原中也の帽子をモチーフにした帽子を贈り合い、協力して山口市のPRをしていくことを約束した。

 小田さんは「交通要所の小郡を元気にすることで、山口県を元気にしていければ。県を代表するような愛されキャラを目指していければ」と意気込みを話す。

 おごりんは今後、今月7日に山口情報芸術センター(YCAM)で行われるゆるキャライベントや、地元地域の夏祭りに積極的に参加していくという。

 問い合わせは、おごおり地域づくり協議会(TEL 083-976-8588)まで。

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