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宇部・楠こもれびの郷のコラボ商品「きくらげの旨煮」、人気呼び販路拡大へ

「キクラゲの献上贅沢旨煮」を手に笑顔を見せる農産物直売所「四季菜市」の髙木ひとみさん

「キクラゲの献上贅沢旨煮」を手に笑顔を見せる農産物直売所「四季菜市」の髙木ひとみさん

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 宇部・楠の複合施設「楠こもれびの郷」(宇部市西万倉、TEL 0836-67-2617)で販売されている加工食品「きくらげの献上贅沢(ぜいたく)旨(うま)煮」が人気を集めている。

味わいは「肉厚なキクラゲにサンショウの風味」

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 同商品は、同施設を運営する楠むらづくりと市内小野でキクラゲを生産・販売している「サンアロー」(芝中町)、焼き肉店「じゅうじゅう亭はなれ」(浜町1)が約1年半の期間をかけて共同開発した佃煮(つくだに)。6次産業化の商品として6月上旬から販売を始めた。

 楠こもれびの郷内の加工場で同社が製造する。「じゅうじゅう亭はなれ」の牛肉そぼろに、歯応えの良さから市内吉部産のタケノコ、アクセントには兵庫・有馬産のサンショウの実や七味を入れて煮詰めた。価格は600円(100グラム入り)。

 味わいは「肉厚なキクラゲにサンショウの風味とピリ辛の味付け。酒のつまみやごはんと合うことからも『おいしい』と評判」と同施設の河村美弥子さん。「タケノコの代わりにレンコンで試作するなど試行錯誤を繰り返した。地元の方のほか、帰省された方にも購入いただき、現在は2週間に50個以上の売れ行きがあり上々」と話す。

 サンアローの近安裕司社長は「私が河村さんに話を持ち掛けたのが始めだったが、それぞれの企業をつなぐ難しさを実感した。三者三様にそれぞれの分野を生かして完成させることができた」と振り返る。

 現在は同施設内の農産物直売所・四季菜市のみで販売しているが、今後は市内デパートや空港などでの販売も視野に入れ、土産物としての販路を拡大していく。河村さんは「キクラゲや牛肉そぼろのほかの材料を入れ替えるなどして、この商品をシリーズ化させていきたい。手軽なお土産として売り出していきたい」と意欲を見せる。

 四季菜市の営業時間は9時~19時。第3水曜定休。

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