山口県PR本部長のゆるキャラ・ちょるるが9月17日から投票が始まった「ゆるキャラグランプリ2013」にエントリーし、「最後の挑戦」に挑む。
昨秋行われた同グランプリで、初出場ながら約46万票を獲得し2位に輝いたちょるる。今回の「出馬」は、以前から県民やちょるるファンから受けていた声援に応えることや、7月下旬に見舞われた山口・島根豪雨災害を受け、山口の観光の元気をPRするために決意した。
受け付け開始初日の8月19日、報道陣に向けて開いた「出馬表明」記者会見でパソコンを使い、その場でエントリー。目標は「順位よりも、ファンの期待に応える意味でも昨年の獲得票数を上回ること」(県観光振興課の三浦健治さん)。
前回のゆるキャラグランプリ終了後から、サンリオのハローキティなどとの「お友達協定」の締結や、首都圏や大阪、東北地方など県外からのイベント出演のオファーが相次ぎ、「それまでよりも5倍~10倍返しの勢い」で多忙を極めているというちょるる部長。
2015年に県で「世界スカウトジャンボリー」や「全国健康福祉祭(ねんりんピック)」が開催されることなどから、PR本部長の職務に注力するため、同イベントへの参加は今回が最後になるという。
「ちょるるはこの1年で山口を象徴するキャラクターになった。順調に活動の幅を広げている」と三浦さん。「近日中には、ちょるるサポーター『ちょるる団』もメンバーも公募する。活動を続けることで、さらに県のイメージアップにもつながると期待している」と話す。
周囲の期待が集まる中、ちょるるは「山口県の元気を発信するために、頑張ってグランプリを目指すから投票してね。そして、もっと、もーっと『やまぐち』のこと好きになってもらえたらうれしいなぁ」と意気込み十分のコメントを寄せる。
投票は11月8日まで。結果は、11月24日に埼玉県羽生(はにゅう)市で行われる「ゆるキャラ サミットin羽生」で発表される。