JR小野田駅近くの鉄板焼き店「大和や」(山陽小野田市日の出3、TEL 0836-43-9005)が2月1日、オープンから1周年を迎えた。
26年間務めた大手半導体メーカー「ルネサスエレクトロニクス」の経営不振による波紋を受け、早期退職した四枝康一さんが妻・智美さんと開き、夫婦二人三脚で切り盛りしてきた。
「大阪風スタイル」をコンセプトに、お好み焼きや鉄板焼きを中心に提供する同店。これまでについて、「チャレンジ精神から全くの畑違いの業種に就くことになったが気が付けば1年。あっという間だった。初めの3カ月はとにかく目の前のオーダーに必死で、毎日が嵐のようだった」と振り返る四枝さん。
「オープンから半年を境に、ようやくお客さまの様子を見ながらスムーズに提供できるようになり、常連もつくようになってきた。今では週末は満席になることも多く、おかげさまで右肩上がりが続いている」と笑顔を見せる。「工場勤務では味わうことができなかった出会いもあり充実している」とも。
メニューは、「広島焼き」(620円)や「ネギ焼き」(500円~)、「明石焼き」(550円)や「特製イカの姿焼き」(650円)、「牛ハラミ肉鉄板焼き」(700円)などのほか、名古屋風と博多風に仕立てた「おでん」(680円)など約100種類をそろえる。客単価は、ランチタイム=800円、ディナータイム=2,000円。
客層は幅広く、家族連れやカップル、周辺企業の宴会などさまざまなシーンでの利用があるという。
「当店は、思い立ったら気取らずに気軽にお越しいただける店。お客さまを飽きさせることのないようにすることがこれからの課題。楽しくなるような元気で明るい雰囲気づくりを目指し、3周年、5周年を見据えながらこれからも頑張っていきたい」と意気込む。
営業時間は11時30分~24時。月曜定休(月曜が祝日の場合は翌日が休み)。