「サマージャンボ宝くじ」が全国一斉に発売された7月4日、1億円を超える高額当せんを連発して話題になっている宇部市内の売り場の様子を聞いた。
5月30日に抽選が行われた「ロト7」で1等約6億3600万円の当せんが出た「ウェスタまるき西岐波店宝くじ売り場」(宇部市西岐波)では、行列はできていないものの「開店から途切れることなく来客がある」と同売り場担当者。駐車場が広いため、行列を作らずに車中で順番待ちをしている様子という。
初めて高額当せんが出た同売り場を運営する「おおの」(昭和町)の大野恵美子さんは「ロトくじの抽選日には度々混み合い、6月に販売した『幸運の女神くじ』は完売するなど当せん後は大きな反響がある」と話す。「宇部で高額当せんの流れがあることが本当に信じられないが、とても幸運なことなので、今回も出るようにと中津瀬神社(新天町2)で当せん祈願した。宝くじで宇部が盛り上がれば」とも。
昨年末の年末ジャンボで1等前後賞7億円の当せんが出た宇部・東岐波の「宇部メルクスチャンスセンター」(東岐波)では、この半年間の売り上げが昨年比で約3倍に伸びたという。同売り場担当者は「来客数はそれほど増えていないが、1人当たりの購入枚数が増えている」と話す。
2009年から3年連続で年末ジャンボ宝くじ1等が出たことで「奇跡の売り場」と呼ばれる「宇部・琴芝チャンスセンター」(常盤町1)では開店を3分ほど早めて9時57分にオープン。開店時には億万長者を夢見る約30人が行列を作った。
同売り場担当者は「やはりジャンボの期間が特ににぎわう。この売り場で買ったという証明や記念にと、売り場のスタンプを袋やくじ券に押してほしいというお客さまもいらっしゃる」と話す。同担当者によると、同日の1番客は朝8時から並んだという。「琴芝の売り場で購入してから、次にメルクスの売り場に向かい『はしご』して購入すると話していた」(同担当者)。
サマージャンボ宝くじの当せん額は、1等=4億円、1等前後賞=1億円、2等=1000万円。当せん本数は1等=26本、1等前後賞=52本、2等=52本。同時に販売する「サマージャンボミニ6000万」は1等=6000万円、2等=600万円、3等=60万円。当せん本数は1等=90本、2等=180本、3等=1800本。
価格は1枚300円。販売は7月25日まで。当せん発表は8月5日。