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宇部・新川にパン店「ベンチ」-天然酵母の食パン、カフェスペースも

「落ち着いたらパンに関するイベントも行いたい」と村谷さん

「落ち着いたらパンに関するイベントも行いたい」と村谷さん

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 宇部・新川に7月2日、パン店「BENCH(ベンチ)」(宇部市中央町1、TEL 0836-39-8378)がオープンした。

しっとりとした食感に仕上げた食パンが並ぶ

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 店舗面積は約12坪。1階はパンの販売、2階にはカウンター11席、テーブル席8席のカフェスペースを設けてイートインに対応する。店名は、パンの製造過程の生地を休ませる工程「ベンチタイム」から取り、「ここでホッと一休みしてもらいたい」(店主の村谷美香さん)という思いを込めた。

 同店が提供するのは、天然酵母を使った食パン。「体に優しいパン」をコンセプトに、国産の小麦やきび砂糖で手作りし、生地はバターなどの乳製品や卵を一切使わずに仕上げる。

 看板メニューは、シンプルに仕上げたプレーン食パン「BENCHの食パン」(460円)。そのほか、「全粒粉食パン」(480円)や「クランベリーパン」(500円)、ごまや雑穀を混ぜた「全粒雑穀つぶつぶパン」(550円)など約10種類の食パンと、「宇部産万願寺唐辛子とジャコのパン」や「いよかんクリームチーズのパン」(180円)、「有機 水菜とニンジンと油揚げサンド」(250円)など旬の野菜を使った総菜パンを日替わりで約5種類用意する。中心価格帯は500円前後。カフェスペースでは「オーガニックコーヒー」(300円)や「やんばる野菜酵素ジュース」(400円)などをそろえる。

 「まるで以前からここにあったかのような店にしたく、ナチュラルな雰囲気にした」という村谷さん。これまで約25年間事務職に就いていたが、「好きなことを仕事にしたい」と転身を決意。2年間の準備期間で経営方法を学んで地元のパン店で修業し、開業にこぎ着けた。

 「アレルギーの方にも食べていただけるようにと食材はシンプルにした。当店のパンはしっとりとして食べ応えがあり、かむほど小麦の甘味を感じることができる」と村谷さん。「まだまだ作りたいパンがたくさん。毎日食べても飽きない食事に合うパンを目標に、挑戦していきたい」と話す。

 営業時間は11時~19時。日曜・月曜・祝日定休。

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