宇部ときわ公園内の湖水ホール(宇部市沖宇部)で現在、来秋開催される「第26回UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)」の応募作品展が開かれている。
1961(昭和36)年から隔年で開かれ、世界3番目の歴史を誇るUBEビエンナーレ。来年10月4日からの開催に向け、9月28日に1次審査が行われ入選作品が選ばれた。
応募総数は266点。日本国内のほか、フランスやペルー、オーストラリア、アメリカなど世界30カ国(海外からは65点)から応募があり、40点が入選。そのうち18点が本展で展示される実物制作に進んだ。
応募作品展では、応募があった全作品の模型を展示・公開。実物の10分の1サイズで、自然や人物、食べ物などをモチーフにした多彩な作品が並ぶ。今回は初の試みとして、作家が手書きしたコンセプトを記した用紙も合わせて公開する。
同園ときわミュージアムの学芸員・三浦梨絵さんは「前回よりも趣向を凝らした面白みのある作品が多く、実物を間近で見た人の反応がリアルに想像できるような作品が多いと感じた。作家の方々もそれを意識されていたのでは」と話す。「実物制作に指定された作品は本展で見ることができるが、応募作品を一堂に見ることができるのは今だけ。作家の思いも感じながら見てもらえれば」とも。
開催時間は10時~17時(入場受け付けは16時30分まで)。入場無料。11月3日まで。
同展に合わせて、今月26日には「石こうdeレリーフ制作」、11月2日には「LOVE STONEプロジェクト2014-2015 in宇部まつり」などのイベントも開く。詳細は同ミュージアムホームページで確認できる。