宇部市渡辺翁記念会館(宇部市朝日町8)で2月11日、動物たちによるクラシックコンサート「音楽の絵本」が開催される。主催は宇部市文化創造財団。
「音楽の絵本」は、クラシック音楽を子どもに楽しく伝えることを目的に全国各地で演奏活動を展開する「動物の楽団」によるクラシックコンサート。山口県西部では初開催となる。
今回のコンサートには、指揮者の「オカピ」をはじめ、演奏する動物たちは全て希少動物という設定の金管五重奏「ズーラシアンブラス」と、「うさぎ」四姉妹による弦楽四重奏「弦(つる)うさぎ」が出演する。
演奏予定曲目は、「ウィリアムテル序曲」「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」などの誰もが一度は耳にしたことがあるクラシック曲を中心に、「となりのトトロメドレー」や童謡「犬のおまわりさん」など10曲以上を約2時間にわたって演奏する。
当日は、開場から開演までの1時間に宇部市民オーケストラの協力を得て、バイオリン体験コーナー「バイオリンを弾いてみよう」を2階ロビーで実施。自由にバイオリンに触れることができる。
同財団の清水聡子さんは「かわいらしい動物たちが本物のクラシックを奏でるそのギャップが魅力。演奏もさることながら、どの世代が鑑賞しても楽しめる演出になっている」と話す。
「当日は、会館内の会議室を授乳室として開放するほか、おむつ替えのスペースも用意するので、小さなお子さま連れでも安心してお越しいただければ」とも。
13時開場、14時開演。チケットは、前売り=一般2,800円・中学生以下2,000円、当日=一般3,300円・中学生以下2,500円。3歳以下は保護者1人につき1人まで膝上での鑑賞で無料。チケットは同財団窓口やローソンチケットなどで販売する。