山口・小鯖の小鯖公民館(山口市下小鯖、TEL 083-927-0021)で11月7日、ドラム缶を使ってピザを焼く「ドラム缶ピザ釜」の試験運用とピザの試食会が開催された。
「ドラム缶ピザ釜」は、不要になったドラム缶を加工してピザ釜にしたもので、同日が完成後初の運用となった。今回の試食会用に、ピザ生地24枚分と、ナス、ピーマン、タマネギ、シシトウ、ルッコラ、ミニトマト、ベーコン、チーズなどの材料が用意された。ピザ生地は各自が麺棒で延ばすところから行い、直径約20センチに延ばした後に好きな食材を盛りつける。ピザ釜にはピザを4つ並べ、薪をくべながら約3分間焼くことで完成する。
参加者は、地区の子どもたちや保護者、近隣の住民など約15人で、公民館に隣接した小鯖小学校の授業が終わるとさらに約20人の児童が加わり、「自分も作ってみたい」「おいしい」「8枚食べた」「焼きたてがおいしい」など、さまざまな感想を交わしながらピザづくりと試食を楽しんだ。
ピザ釜づくりに協力した「さと山 うつぎの里 グリーン・セイバー」の西村道幸会長は「あちこちの催しや里山イベントで『ドラム缶ピザ釜』を見てきて、いいところだけ取り入れて、このピザ釜を開発した」と話す。同ピザ釜は、持ち運びやすいように2つに分割することができ、ピザの底が焼けないように網を設けるなど、西村さんオリジナルの工夫がされている。
西村さんとピザ釜づくりを行い、同日もピザ焼きを担当していた同公民館の森洋介さんは「焼き加減が難しいが、うまく焼けている。今度は、子ども会、スポーツ少年団、ボランティア団体などの活動やイベントにも貸し出していきたい」と話している。
(©マルニ)