宇部・新天町の画廊「ART BOX CAN」(宇部市新天町1、TEL 0836-21-0085)で現在、「干支(えと)展」が開かれている。
毎年10月中旬ごろから開いている恒例の同展。来年のえと「申(さる)」をモチーフにした置物や壁飾りをメーンに約60点を展示即売する。中心価格帯は1000円~5000円。
焼き物、張り子、木工作品のほか、まゆ玉を素材にした作品も並ぶ。作品は福島や宮城、山形や群馬、佐賀など今年も全国各地から取り寄せるほか、県内作家の作品も並ぶ。店主の福永繁さんは「昔ながらの文化が根付いた場所からの作品が多い」と話す。
11月に新天町で開催したイベント「第64回宇部まつり」や「パン・マルシェ」の時には多くの人が来店し、例年以上のにぎわいを見せた。シリーズ化している作家作品もあり、十二支をそろえるために毎年足を運ぶ客の姿も見られるという。
「サルは人間に近い動物なので、動きが面白くてかわいらしい。色味もにぎやかな作品が多いと思う。これからも新しい作品は入ってくる。玄関や今に飾るのがお薦めだが、受験生は机に飾っていると聞く。作品を満遍なく見て楽しんでいただければ」と福永さん。
営業時間は10時~19時。水曜定休。12月30日まで。