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宇部の3商店街で「絆プロジェクト」スタンプラリー かつてのにぎわいを

スタンプラリー冊子(左)と抽選参加用紙

スタンプラリー冊子(左)と抽選参加用紙

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 宇部の中心市街地の商店街が連携した「商店街絆プロジェクト 歳末お買得スタンプラリー」が現在、行われている。事務局は宇部井筒屋(宇部市常盤町1)。

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 同プロジェクトで連携したのは、宇部新天町名店街、琴芝駅通り商店会、宇部市常盤通振興会の3商店街。商店街を連携させた企画は初めてで、宇部市地域商業課題解決ビジネス応援事業の一環で実施する。

 10月中旬から事務局が各商店街の理事や会長らに賛同を得て始まった同プロジェクト。戦国時代の藩主・毛利元就が諭した「三矢の教え」からヒントを得て、テーマは「折れない商店街」とした。

 かつてのにぎわいから遠ざかっている市内の商店街。「人と人との関係が疎遠になっている今、会話をしながら買い物をする商店街ならではの楽しさや温かみを感じてほしい。同じ屋根の下にはないが、一つの大きなショッピングモールのような気持ちでお互いに手を取り合って活性化したい」と事務局の井筒屋ショッピングセンター顧問の高村正信さん。

 参加店数は67店舗。参加店で商品やサービスを購入すると、抽選参加用紙にスタンプの押印を受けられる。3商店街全てのスタンプ欄が埋まれば抽選会に参加できる。景品は阿知須牛肉つめ合わせやフグ刺し、年末ジャンボ宝くじなど、400人分を用意する。

 スタンプラリーの冊子には、歴史を感じられるような「ミニガイド」も載せた。参加店舗の9割がクーポンを付けており、「取材の時には店主からの前向きで熱心な気持ちが感じられた」と高村さん。配布場所は、参加店舗や市内の公共施設、大手ディーラーや一部の郵便局など。

 高村さんは「接客中にスタンプラリーを話題にすることで商店街らしさが生まれるという狙いもある。この企画だけで商店街を盛り上げるのは難しいが、これをきっかけに個別に動いていた店舗や商店街が協力し、次の企画につなげていってほしい。私自身が宇部出身なので、昔のように商店街が元気になるとうれしい」と笑顔を見せる。

 抽選会は12月26日・27日に宇部井筒屋で開催する。時間は10時~18時30分。問い合わせは同事務局(TEL 0836-35-8101)まで。

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