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山口・小郡にパン店「ブレリック」 Uターン店主、「伝統的製法」で手作りパン

「今後は総菜パンなどのラインアップも増やしていきたい」と高橋さん

「今後は総菜パンなどのラインアップも増やしていきたい」と高橋さん

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 山口・小郡パン店「BRELIC(ブレリック)」(山口市小郡新町7、TEL 083-929-3100)がオープンして1カ月がたった。

ブレリックが提供する焼きたてパン

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 12月5日、住宅街の一角の元ケーキ店「リブラブキッチン」跡にオープンした同店。約13坪の店内で提供するのは、ライ麦から起こした液体天然酵母を使い、16時間以上低温発酵させて手作りするパン。「フランスの伝統的な製法」を用いたハードパンを看板メニューにする。

 店主の高橋功さんは、広島市内のブランドホテルチェーンなどで経験を積んだ後、フランスの有名パン店「メゾンカイザー」の日本初出店店舗(東京・港区)で10年間修業。2年前、両親の暮らす山口市にUターンし、「いつか自分の店を持つ」という念願をかなえて開業した。

 店名は、「ブレッド」と「パブリック」を合わせた造語で「パンを求める人に楽しく気軽に来店してほしい」と思いを込めた。オープンから1カ月、平日は近隣住民を中心に、週末には家族連れやうわさを聞きつけた隣市からの利用客もあるという。

 看板商品は「バゲット」(200円)と発酵バターを使う「クロワッサン」(150円)。そのほか、「カンパーニュ」(220円)や「洋ナシのデニッシュ」(240円)、ベルギー産のチョコレートを入れた「ショコラ」(150円)など常時約40種類を用意する。客単価は850円前後。

 「生地は前日にじっくりと時間をかけて仕込むので、営業中はいつでも焼きたてを提供できる。『毎日食べても飽きないパン』をモットーに、食べ方や食べ合わせの提案もしていきたい」と高橋さん。

 「開店前には不安もあったが、お客さまからいただく応援の声や笑顔を見ることができてホッとしている。パンのおいしさを通して幸せで豊かな気持ちになれるひとときを過ごしてもらえれば。これまで自分がやってきたことを信じて頑張っていきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は9時~18時(土曜・日曜・祝日は8時~)。火曜・第3水曜定休。

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