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宇部・楠のパン店「クルール」5周年 季節に合わせ月3個の新商品開発

「新たなパンを考案するのは楽しい」と明石さん(左)

「新たなパンを考案するのは楽しい」と明石さん(左)

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 宇部・楠の複合施設「楠こもれびの郷」(宇部市大字西万倉、TEL 0836-67-2766)内のパン店「couleur(クルール)」が2月7日、5周年を迎える。

3月3日まで販売する「おひなさまパン」

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 同施設の農産物直売所「四季菜市」内にオープンし、2012年8月に隣接する古民家へ移転した同店。生地から手作りすることにこだわり、同直売所が提供する野菜や果物、米粉を使った商品を常時約40種類ラインアップ。

 食パン「クルールブレッド」(1斤280円)、「地元野菜のピザ」「メロンパン」「ウインナーパン」(以上170円)、「クリームパン」(150円)などの定番商品に加え、「いちごホイップ」(170円)や今年のえとにちなんだ「シロテテナガザ~ル君」、「おひなさまパン」(以上200円)などの季節の商品を並べる。

 「素材の旬や流行、季節のイベントなどに注目し、お客さまからのニーズにも応えて商品開発している。ひと月で平均3個の新商品が生まれる。試行錯誤して作ったパンが喜ばれるとうれしいし、モチベーションも上がる」と店長の明石幸恵さん。

 1日の来客数は約40人。同市の事業やイベントにも精力的に出店・参加し、知名度を上げている。フェイスブックでの広報や口コミの効果もあり、来店客は周南、下関、広島など遠方からも訪れる。

 明石さんは「体感としてはリピーター率50%。『くすのきカントリーマラソン』(3月中旬)や『どろんこソフトバレー大会』(4月29日)の際には正午にパンが売り切れ、午後から焼き直しを行った」と話す。

 5年間を振り返り、「パンを作るのが好きなので大変だと思うことはなかった」と笑顔を見せる明石さん。「アンテナを張って新しい情報をキャッチし、お子さんからご年配の方まで安心して食べられるパンを開発し続けていきたい」と意気込みを新たにする。

 営業時間は10時~16時(土曜、日曜は17時まで)。第3水曜定休。

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