バッグデザイン「ミチルアベ」新作、サンドブラスト工房とコラボ

サンドブラスト工房「るり・あーと」とバッグデザイン「ミチルアベ」コラボの新柄

サンドブラスト工房「るり・あーと」とバッグデザイン「ミチルアベ」コラボの新柄

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 バッグを中心とした皮革製品の企画デザインと卸しを行う「ミチルアベ」(山口市道場門前2、TEL 083-933-0313)は11月20日、2008年春夏の新作コレクションとしてサンドブラスト工房「るり・あーと」(山口市小郡下郷)とコラボした新柄を発表した。

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 新柄は、英文字と葉をレイアウトした「graphic(グラフィック)」、葉や蝶をちりばめた「field(フィールド)」、クモの巣とアリをモチーフにした「ants(アンツ)」で、デザイナーの安部みちるさんがデザインし、「るり・あーと」が手作業でサンドブラスト加工を施す。マスキングして皮の表面を削ることで、その部分がバックスキンのように起毛し、ヌバック状になる。「るり・あーと」では、ガラスやデニムにサンドブラスト加工を施して絵や文字を描き商品を制作しているが、皮に加工を施すのは初めてだという。8月から線の細さや削る面積など、さまざまな条件での実験を重ね、今回の新柄が完成した。

 安部さんは「山口に戻ってきてから、なるべく地元で何かをしている人とコラボしたいと考えていた。一緒にやるなら『るり・あーと』の技術が適していると思った」と話している。

 そのほかプリントの新柄は「プレデコ」「フラワーチルドレン」「アンジェラ・デイビス」の3種類で、19世紀末のアール・ヌーボー直前の時代や、1960年代のサイケデリックデザインをテーマにした柄となっている。

 現在、「ミチルアベ」ブランドの商品は、「BEAMS(ビームス)」(東京都新宿区)、「ベイブルック」(熊本市)、「F.O.B COOP(フォブコープ)」(東京都港区)のほか、全国のセレクトショップで販売しているが、山口県内で販売しているショップはない。

 今年2月に東京・代官山から山口に事務所を移転して以来、「山口では販売しないのか」という周囲の声を受けて、山口市内のセレクトショップでも販売を開始するという。春夏新作を出荷する来年3月から販売店舗として確定しているのは、セレクトショップ「カプリチオ」(山口市米屋町)。展開時期未定の店舗が、インテリアショップ「ディグリー」(山口市下竪小路)。

バッグデザイン「ミチルアベ」新作展示会-山口の地図モチーフも(山口経済新聞)東京・代官山で活躍のバッグデザイナーが山口で事務所開設(山口経済新聞)(©マルニ)

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