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宇部・船木の洋菓子店が「トマトスイーツ」 地元若手農家とコラボで

「コラボスイーツをぜひ味わってほしい」と柳さんと妻でパティシエのちえみさん

「コラボスイーツをぜひ味わってほしい」と柳さんと妻でパティシエのちえみさん

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 宇部・船木の洋菓子店「Aile Rapport(エール ラポール)」(宇部市船木、TEL 0836-67-1153)が現在、地元農家とコラボしたスイーツ「完熟トマトのヴェリーヌ」を提供している。

コラボスイーツ「トマトのヴェリーヌ」

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 同エリアで農業を営む「三浦農園」の三浦健一郎さんが栽培するトマトを使う同スイーツ。同店のオーナーパティシエの柳和哲さんが考案し、6月23日から販売を始めた。

 熟したトマトを丸ごと使い、ムースとゼリーを合わせたグラススイーツ。滑らかに仕上げたムースの上に、トマトの果肉と種の食感を残したクラッシュゼリーをのせてトマトの甘味を前面に押し出し、爽やかな印象に仕上げた。価格は300円。

 コラボのきっかけは、市北部地域の「創業者情報交換会」。三浦さんから「脱サラして就農したが販路などのめどが立たない」「熟した状態での出荷にこだわるが故に廃棄が発生してしまう」という話を聞いてショックを受けた柳さんが、互いに年が近いことや相乗効果での訴求力を狙って話を持ちかけた。

 販売開始から1カ月が過ぎた。「野菜スイーツということもあり、商品の動きが鈍いかもしれないと思っていたが、問い合わせが多く、用意する30個が売り切れる日もありうれしい限り。評判は上々」と柳さん。「職人同士の2人のこだわりと思いが詰まったスイーツを味わってもらえたら」と呼び掛ける。

 営業時間は10時~18時。日曜・第1月曜定休。

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