宇部のまちづくり会社「にぎわい宇部」(宇部市中央町3、TEL 0836-39-6907)が銀天街にサロン併設事務所をオープンして1カ月がたった。オープン日は7月5日。
宇部市と宇部市商工会議所が共同出資して設立した同社。中心市街地の活性化を目的に、起業創業支援や遊休不動産の活用、周辺土地の集約、にぎわいを生み出すためのイベントの運営を行う。
事務所は元宝石店を改装して利用。併設するサロンスペースは約30坪。カウンター4席、テーブル席12席を備え、30人程度の会議まで対応する。Wi-Fiは自由に使うことができ、自動販売機やコーヒーサーバー(120円)も備える。
日中は子育て世代や女性グループ、夕方以降は学生や社会人の利用を想定する。休憩や飲食スペースとしての利用のほか、一部を貸し切っての講座、作品展示、市民交流活動や商店街関連イベントでの利用もでき、プロジェクタ、ホワイトボードなどの備品も使うことができる。
オープンから1カ月を振り返り、佐々木克彦事務長は「まだ周知が足りない。近隣のダンス教室の生徒が待ち時間を過ごしたり、イベントとして行ったパネル展示を市民が見に訪れたりしている。ここに足を運ぶことは銀天街の変わりつつある現状を知るきっかけにもなっている様子」と話す。
「当社がまちづくりに関する情報の出入り口となり、市民とのパイプ役を果たしたい。今秋からはコンテナハウスを使った『多世代交流スペース』の管理を手掛ける。銀天街ににぎわいを取り戻せれば」とも。
営業時間は10時~21時。火曜・祝日定休。貸し切り利用は同事務所への申請が必要。