宇部・西岐波の農免道路沿いに11月3日、フランス料理店「N-3trois(エヌトロワ)」(宇部市西岐波、TEL 0836-51-9006)がオープンした。
宇部出身で大阪・東京のホテルや長野県のレストランなどで経験を積み、Uターンした野村公貴さんが店主を務める同店。約2年間かけて出店構想を練ったといい、山口県産の食材や生産者、器の作家など、地元の人に重きを置いた経営コンセプトを展開する。
店内は天井を高くしてスタイリッシュな空間に仕上げた。席数は、カウンター5席、テーブル席4席を設けるほか、ディナータイムのみ利用可の厨房を見下ろせる「ライブ席」2席を設ける。
メニューは、季節に応じたコース料理。化学調味料などを使わず、素材の味を生かした「体に良い料理」をモットーに、一皿一皿に場所のテーマを据え、「旅」に見立てて提供する。提供前には野村さんが利用客の前で料理を仕上げる。
食材は、市内の農家から直接仕入れる野菜や卵などのほか、県産の長州和牛やむつみ豚、シカ・イノシシなどのジビエやヨーロッパ産の素材も採用する。価格は、ランチタイム=3,500円、5,000円。ディナータイム=6,500円~。ドリンクはワインを中心にそろえる。
「地元で店をするからには、山口の食材と人をテーマにしていこうと決めた。料理に食材の作り手の思いも乗せて表現し、提供するのが私の仕事。四季を感じてもらいながら山口の素晴らしさも伝えていきたい」と野村さん。
営業時間は、11時30分~15時、18時~21時30分。