「年末ジャンボ宝くじ」が全国で一斉に発売された11月27日、「奇跡の売り場」と呼ばれる「宇部琴芝チャンスセンター」(宇部市常盤町1)に発売前から行列ができた。
同売り場では2009年から3年連続で年末ジャンボ宝くじの1等当せんが生まれ、「奇跡」として一躍全国に名をはせた。昨夏のサマージャンボでは4年2カ月ぶりの高額当せん(1等前後賞7億円)を出し、同売り場でこれまでに出た高額当せんの総額は20億6,000万円に上る。
同日は晴天に恵まれ、販売が開始される前には、琴崎八幡宮の権禰宜(ごんねぎ)・白石治宣さんが神事を執り行い、販売員や行列客の前で安全と高額当せんを祈願した。
高額当せんを夢見る人々の行列は昨年より長く、10時の販売開始時点で47人に上った。一番客は、7時30分から店頭前に並んだ市内在住の野村小津枝さん。「年末ジャンボは年に一度の楽しみ。もし高額当せんをしたらどうするかと考えるだけでも明るい気持ちになる」と話す。
同売り場担当者は「今年は例年に比べて10万円以上の当せん本数が多くなっているので、より多くの方に当せんの喜びを味わっていただきたい」と力を込める。
今年の年末ジャンボ宝くじの当選額は、1等=7億円、1等前後賞=1億5,000万円、2等=1,000万円。当選本数は、1等=25本、1等前後賞=50本、2等=500本。同時に「年末ジャンボミニ7000万」と「年末ジャンボプチ700万」も販売する。
営業時間は10時~18時30分。価格は1枚300円。抽せんは12月31日に行われる。販売は同22日まで。